小型湯沸器をご愛用のお客様へのよくあるお問い合わせと
 お客様に製品を安全にお使い頂くためのお知らせ

日頃は弊社製品をご愛用いただきまして誠にありがとうございます。小型湯沸器は使い方や使用環境によっては機器が正常に作動しなくなったり思わぬ事故につながることがございます。
安心・安全にお使いいただくために下記の事項についてご留意いただきますようお願い申し上げます。

よくあるお問合せをご紹介します。下記をクリックして詳細をご覧ください。

1. 出湯管の交換方法
2. 点火しない・点火してもすぐに消える(お知らせサインが点滅する)
3. 湯沸器から水が漏れる
4. その他

1.出湯管の交換方法

①機器下面中心の出湯管接続口に”Oリング"が取り付けられていることを確認してください。

②出湯管を出湯管接続口に差し込み、袋ナットを「カチッ」という感覚があるまでしっかりと締め付け、そこからまたさらに最後まで締め付けてください。

パロマサービスコールセンター 0120-193-860 受付時間 24時間修理受付

2.点火しない・点火してもすぐに消える場合(安全装置の作動)

湯沸器は、お部屋の換気不足や熱交換器の目詰まりにより不完全燃焼するような状態になるとガスを止める不完全燃焼防止装置が搭載されています。
不完全燃焼防止装置が作動すると「おしらせサイン」が点滅し、音声でお知らせします。おしらせサインが点滅して作動が停止する原因は、主に次の3つの場合があります。


 

①湯沸器をご使用中に窓が開いていて炎が揺らいだことで消火

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機器に風が直接当たるような状態で使用しないでください。炎があふれて火災の原因になったり、不完全燃焼の原因になります。窓を開けて換気する場合の窓の開けかたや、エアコンなどの風向きにご注意ください。
 
 

②換気扇を回さずに湯沸器をご使用することで消火

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換気扇を回さない状態で使用しないでください。換気が不十分な状態で使い続けると不完全燃焼による一酸化炭素中毒を起こし、死亡事故にいたるおそれがあります。
湯沸器を正しくお使い頂くためには、新鮮な空気(酸素)が必要です。余裕をもった換気が必要です。
ご使用の際は、必ず換気扇を回してご使用ください。

 
 

③湯沸器内のガスの通路部が詰まることにより消火

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点火しにくくなったり、使用中に消火するような場合は、以下の方法に沿ってノズル掃除を実施してください。
(月に2~3回)


①ガス栓、給水元栓を閉めます。
②操作ボタンを消火の状態にし、左に止まる位置(ノズル掃除)まで回しきる操作を数回行います。
※操作ボタンを押した状態では操作ボタンは「低温」より左に回せません。
③ノズル掃除後は操作ボタンを「低温」に戻し、ガス栓、休止元栓を開け、点火操作し、正常に
燃焼することを確かめてください。

 
 

3.湯沸器から水が漏れる

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湯沸器本体の根元付近やキッチンシャワーから水漏れがあった場合は、交換用の別売部品をご用意しております。
 
 

フレキシブル出湯管
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なお、出湯管やキッチンシャワーを交換いただいても水漏れが直らない場合は、湯沸器本体の修理が必要です。
お買い上げの販売店かパロマまでご相談をお願い致します。

 
 
お客様にて取り替え可能な消耗部品・別売り部品のご購入は、お買い上げの販売店かお近くの当社サービスセンター、または当社ホームページ内公式販売サイト「パロマ+プラス」(https://paloma-plus.jp/)にてお買い求めください。お買い求めの際は、必ず銘板の器具名をお知らせください。
 

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4.お手入れについて

開放式小型湯沸器は、室内の空気を吸い込む為、ご使用の間に給気部(本体両側面の下部にある孔)に埃が溜まります。埃の溜まり具合によっては、燃焼部に埃が吸い込まれ小火になる場合があります。また、湯沸器直上に換気扇等の換気設備がありますと、長年ご使用の間に、換気設備に溜まった油が湯沸器へ落下し、また、湯沸器自体も油で汚れ、その油が過熱されることで発火する危険性がありますので、ご注意ください。

→ 月に1回程度、機器本体の表面と本体給気部の清掃をお願い致します。また、換気設備につきましても、お手入れを定期的にお願い致します。(換気設備につきましては、弊社の取り扱い製品ではありませんので、お手入れ、点検等につきましてのご依頼は、受け付けかねます。ご了承ください。)

5.機器の周囲および排気口の上にタオル、ふきんなどを乗せないで下さい。

火災の原因になります。

6.ガス接続について(ガス事故防止)

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7.水抜き栓兼安全弁(過圧逃し弁)から水滴が落ちるとき

器体(器具本体)側水抜き栓は、安全弁を兼ねていますので、器体内に高い圧が生じた場合、安全弁の働きにより、水抜き栓から水滴が落ちることがありますが、別に異常ではありません。(水滴が落ち、床が汚れるようなときは、ビニールホースで支障のない所へ排水できるようにしてください。)

8.換気注意

ご使用の際は、窓を開けるか換気扇を回すなど、必ず換気を行って下さい。ガスが燃えるには、新鮮な空気が必要です。換気が不十分な状態で使用しますと、一酸化炭素中毒が起こる恐れがあります。特に冷房中や暖房中で部屋を閉め切る場合でも、ご使用の際には必ず換気を行って下さい。また、後付けの強制排気装置(排気ファン)が取り付けられている場合は必ず電源を入れ、ファンが回っていることを確認の上ご使用ください。
 

換気が充分でもたびたび消火する時は、不完全燃焼による一酸化炭素中毒の恐れがありますので、直ぐに使用を中止し、下記の電話番号または、お買い上げの販売店かお近くのパロマへご連絡下さい。
ご使用中に異臭がする、炎が赤いとき、ススの付着など異常を感じた時は、不完全燃焼による一酸化炭素中毒の恐れがありますので、直ぐに使用を中止し、下記の電話番号または、お買い上げの販売店かお近くのパロマへご連絡下さい。
シャワーや、ホースなどを継ぎ足してお風呂にお湯をはるなどの長時間のご使用はおやめください。
安全にお使いいただくために、日常点検・お手入れを必ず行ってください。
※ただし、自然排気式の給湯器および風呂釜を使用している場合は換気扇を回さずに窓を開けて換気してください。 ⇒ 一酸化炭素中毒の原因になります

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9.異常時の処置について

点火しない場合または使用中に異常な燃焼、臭気、異常音、異常な温度を感じた場合、機器が使用途中で消火してしまった場合はただちに使用を中止し、ガス栓を閉じて下さい。

付属取扱説明書の『故障かな?と思ったら』に従って処置して下さい。
上記の処置をしても直らない場合は使用を中止し、お買い上げの販売店かお近くのパロマに連絡して下さい。
警告
使用中たびたび火が消える場合は、たとえ換気が十分であっても、そのまま使用し続けると不完全燃焼による一酸化炭素中毒が発生し死に至る危険があります。又、黒煙やススが発生しているときは、不完全燃焼となっている状態です。
ただちに使用を中止し、点検・修理をお買い上げの販売店かお近くのパロマに依頼して下さい。

地震、火災などの緊急な場合は、ただちに使用を中止し、ガス栓および給水元栓を閉じて下さい。

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10.離隔距離

火災予防条例により、機器周囲は可燃物から上方は150mm以上、側方は45mm以上、後方は10mm以上離して設置する

→ 火災の原因になります。

(機器上方が150mm以上離れていても、400mm以内の上面、後面が塗装面、ビニールクロス、一部が樹脂製の吊戸棚、薄いベニヤ等の場合は排気熱により変形、変色することがあります。石膏ボード等で有効な防護を行ってください。)

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11.小型湯沸器の点検のポイント

※ 右のイラストと照らし合わせながら、番号に沿ってご確認ください。

【 ご使用のたびに 】
①給気口・排気口を異物やほこりでふさいでいませんか?
機器のまわりに燃えやすいものはありませんか?
運転中に異常音は聞こえませんか?
②機器配管からガス漏れ・水漏れはありませんか?
③外観に変色等の異常はありませんか?
④乾電池は消耗していませんか?
電池交換サインが点灯する場合は、
乾電池が消耗していますので取り替えてください。
【 月に2~3回 】
⑤湯温調節を長い間同じ位置にしていませんか?
湯温調節は水垢等により動かしにくくなることがありますので、
月に2~3回程度湯温調節の範囲内で操作ボタンを回してください。
センシングバーナのノズルが汚れていませんか?
長期間使用すると点火しにくくなったり、使用中に消火することがあります。

 
 

12.機器の下での燃焼機器の使用禁止

【燃焼排ガスの上昇する位置(こんろ・レンジ上方など)には設置しない。やむを得ず設置する場合は湯沸器に有効な防護措置をしてください。
→不完全燃焼防止装置が作動し火がつかない場合があります。また機器の寿命を縮めます。

13.お湯を止めた後すぐに使用するときは、出始めのお湯に触れない。

熱いお湯が出ることがあり、やけどのおそれがあります。

点火していないときは操作ボタンを押して消火の状態にし、しばらく(10~20秒程度)待ってから再度点火操作する。
(朝一番など時間を長くおいてご使用になるときは、1回の操作で点火しなかったり、すぐに消火することがあります。)

→ 時間を置かずに再度点火操作すると、爆発点火の原因になります。

14.点検や取り替えのおすすめ

1.開放式小型湯沸器を長期間使用しますと、ホコリ・湿気・熱の影響を受けるなどして、不完全燃焼を起こす場合がありますので、点検を受けられることをお勧めします。下記の電話番号または、お買い上げの販売店かお近くのパロマへご連絡下さい。

2.古い開放式小型湯沸器(1984(昭和59)年以前製造(一部を除く))には、不完全燃焼防止装置が付いていません。より安全な不完全燃焼防止装置付の新しい開放式小型湯沸器へのお取り替えをお勧めします。また、不完全燃焼防止装置が付いていない古い開放式小型湯沸器で点検をご希望のお客様は、点検作業を無償で行なわせていただきます。下記の電話番号または、お買い上げの販売店かお近くのパロマへご連絡ください。

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